- どうすればいいんだろう…
- あの、はじめてなんですけど
- いえ
- はぁ
- おすすめとかありますか?
- どういう内容なんですか?
- えーっと、すみません
- お店間違えたみたいで
- どうも
店を出たボンソワール。ここはいわゆる繁華街で、仕事帰りにちょっと寄ってみたつもりだったが、道に迷ってしまったのであった。しかも、すこしあやしげなお店の立ち並ぶ界隈に迷い込んでしまったようである。
- ちょっとびっくりしたけど
- なんかすごく僕の知らない世界だなあ
客引きを避けながら、ボンソワールは少し考えた。
- (たまに遊んでみたい気もするけど…。)
- (さいきんはこういうのが流行りなのか。)
- (目が飛び出そうな値段だ・・・。)
ボンソワールは、駅までの道を歩きながら、すこし誘惑に負けそうになりつつもなんとか駅にたどり着こうとしていた。
- あ、電車まだある
- なんとか帰れるかも
ボンソワールは駅前のコンビニエンスストアで夕食を買おうと思った。
- ・・・
- え?
- どなたでしたっけ?
- (今日はハンバーグの日なんだ…。
- あとスパゲティサラダを買おう。)
- あ、はい
- はい
手慣れた様子でハンバーグ弁当を温めてレジを担当する女性。ボンソワールはいつものコンビニの様子にほっとした気分でいた。しかし、なにか違和感を感じる。この違和感が何なのか、思い出そうとして、ふと気が付いた。
ずっと前にハンカチを貸してくれた麗人!
- あ、あのその
- あの、アプリで
- その、ハンカチ、確か
- 洗ったんだけどっ
- えーっと
- あ、電車もうじきだ。行かなきゃ
- また来ます!
ハンバーグ弁当とスパゲティサラダの入ったレジ袋を持って、ボンソワールは駅のホームへ向かった。幸い電車は混んでなく、ゆっくり家路についたのであった。
- えーっと、今回はちょっとわからないと思うんですけど、
- このブログの方針転換というか
- 少し書き方変えようかと思いまして
- え?
- ぎりっ!
- ぐはぁっ(泣)